無事帰還しました。
3泊4日の札幌視察から無事帰ってまいりました。
第62回全日本合唱コンクール全国大会大学・職場・一般部門の全演奏を聴かせていただきました。これまで、私が会場で聴いた全国大会は50回(東京・記念大会…一般Bのみ)、51回(福岡…職場・一般Bのみ)、57回(愛媛…全団体)、58回大会(新潟…次期開催県として運営面を中心に視察)、59回(熊本…運営側)、61回(岡山…一般B以外)に続いて7回目、全団体を聴いたのは松山大会以来二回目でした。
全国大会ですから、名演続きだったのは事実です。ただ、悲しいかな、「感動」へのハードルが高くなってしまい、心を動かされる演奏になかなかめぐり合えなくなってしまいました。どうしても、「自分ならこうする、こう持っていきたい…」という思いが先行してしまいます。今回も、全団体の演奏に対して、気づいたこと、感想などをメモしたのですが、A5ノートで23ページ、ぎっしり書きなぐっておりました。実際の審査結果とはずれもあり、私の合唱への志向性がどれだけ審査と合致するか、という部分も含め、勉強になりました。
その中で、唯一、聴いていて、涙が出た団体がありました。宮崎学園短期大学の演奏です。札幌市教育委員会教育長賞なので、大学部門2位だと思います。「生」への強いメッセージ性、そして、確かな日本語、私好みの「縦」に口を開けた統制のとれた母音など、しっかりとした技術から生み出される強烈な説得力に圧倒されました。課題曲「機織る星」(高田三郎)、自由曲「生きる」(三善晃)ともに、今後、私もぜひ取り組みたいと思います。
さて、昨夜は、同じ九州の職場部門の横綱・十八銀行混声合唱団の皆様の打ち上げに参加させていただきました。今回は、銅賞という結果でしたが、(私は銀と予想していましたが…)、トップバッターで、聴き手の態勢も含め、演奏に対する会場の空気がまだできていない状況にあって、九州大会よりは確実に進化した演奏で、しっかりと重責を果たされたと思います。打ち上げでは、重圧から開放(?)され、楽しいお酒でした。今後もぜひ、仲良くさせていただければと思っています。十八銀行の皆様、ありがとうございました。
さて、来年に向け、たくさんのヒントをいただいた今回の全国大会。まずは、スタートダッシュをかけたいと思います。(zi:zi:)
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